diary2022-12

diary 2022-12-31(土)
2022年が終わる。今年は北京オリンピックの後ロシアがウクライナはロシアの領土だと戦争を始めた。まさか今の時代にこんな侵略戦争を堂々と始めるなんて思ってもみなかった。そして国連は戦争を止めることができないのだと思い知った。そしてまたこんなことをするロシアと与する国があることにがっかりした。日本も何を始めるかわからない国に囲まれていて平和主義のもとにのんびりしていられないのだと痛感した。新しい戦前なのかもしれない。ウクライナでは多くの人が殺され、エネルギーが絶たれ厳寒のミサイルが飛んでくる中厳しい生活を今おくっている。自分の生活を律しようと思う。

もう一つ、コロナが三年目になった。いつ自分が感染して悪くすれば死ぬかもしれない。死ということを身近に思うようになった。いつ死んでもいいように身の回りを整理することを考える。だが忙しすぎてなかなかできないのが現状だ。これは仕事をやめるべきかとまで考えている。

今年は10月にはてなブログを始めた。様々な新しいことができるので楽しみだ。訪れる人がほとんどいなくてコメントもないのは寂しい限り。他のブログをのぞいてみると、収益化を望んでいるのか派手な広告が画面に散りばめられていてどれが記事かわからないものや、繁華街のネオンサインのように眩しいのが多くてがっかりしてしまった。タグというのを使ってみたがクラシック音楽でまた歌が入るのは人気がないようで全く反応はないし、毎日タグサイトに掲載されてしまうと今までの人たちの邪魔になるような気がして使うのをやめた。ドヴォルザークのジプシーのように孤独に気ままにいくしかないと腹を括った。

だがこのブログは大変気に入っている。パソコンを開けばすぐ音楽が聴ける。BluetoothJBLの104BTという小型のスピーカーに繋がっていて結構いい音を出してくれる。目次をサイドバーに置いたことで検索も速くできるようになり、過去の記事が埋もれずにどの記事も音楽も同一時間上になった。自分自身毎日ここから聴いていて重宝している。

歌詞を英訳からでも自分で訳してみると今までよりずっと深く味わえる。ブリテンのセレナードや冬の言葉、ドヴォルザークのジプシーの歌などかなり重い内容も取りあるかっているのだと改めて唸った。ムソルグスキーショスタコーヴィチといったロシアの作曲家の作品に興味があるのだが、この戦争を始めた国の音楽だと思うとかなり複雑な思いがある。だが、彼らも権力と戦った人たちだと考えて進もうと思う。

もしこのブログをご覧になって面白いと感じられたらとても嬉しく思います。さらにライブラリー化していくつもりです。2023年もよろしくお願いします。

diary 2022-12-30(金)
モーツァルトK.311をアップ。
ライグラフの録音が埋め込みできて良かった。
ソナタ全部をアップしたい。
続いてヴァイオリンソナタK297をアップ。
ヴァイオリンソナタ全曲を通してグリュミオ&クリーンが一番好きだが埋め込みできない。
なんと素晴らしい音楽だろうか。
悪魔的魅力。これをずっと聴きたくて何もできなくなる。

昼の月は白く雲に紛れがちだが、見つけられて嬉しい。
夜の月は黄白で夜を孤独に煌々と照らす。
上弦の月が美しい。

diary 2022-12-29(木)
ドヴォルザーク「もしハヤブサの羽根が」をアップ。
ここでもシュライアーの歌詞は違う。
自由な生き方を愛する。
自由であることは富や権威、あるいは安定と無縁であることの裏返し。
それら全てを受け入れることだ。
孤独を引き受けることだ。

今年も押し詰まってきた。
月にまた会えて嬉しい。
月のそばで光る星はなんだろう。

ロス・アンヘルスの1957年リサイタルのBBCのCDを聴いた。
ストラヴィンスキーとラベルのヴォカリーズが耳に止まった。

diary 2022-12-28(水)
ドヴォルザーク「大きな袖と」をアップ。
金持ちや偉くなると自由がなくなる。
自由と今がすべて。
シュライアーの歌詞の後半が違っている。

diary 2022-12-27(火)
ドヴォルザーク「弦は整った」をアップ。
今日、今を最高に生きる自由な生き方。
ダンスのリズムなのだけれど哀愁が溢れる。
ファスベンダーとユリア・ハマリのLP、CDを聴いた。
懐かしい。

diary 2022-12-26(月)
ドヴォルザーク「我が母の教えたまえし歌」をアップ。
ロス・アンヘルスの歌を聴くたび涙が込み上げてくる。
ロス・アンヘルスはドイツ語をそのまま歌っているが、シュライアーは歌詞が変わっている。
母や父、祖父祖母、兄、亡くなってしまった人たちに心の底から会いたいと思う。
ありがとう。

diary 2022-12-25(日)
ドヴォルザーク「森は静かだ」をアップ。
前曲と変わって静かで美しい曲。
シュライアーの歌が似合う。
この曲もドイツ語の歌詞が違っている。

diary 2022-12-24(土)
ドヴォルザーク「トライアングルが響く」をアップ。
トライアングルはどんなに美しく響くのだろうか。
聴き逃すまいと思う。
快晴で寒い朝だ。公園の池には氷が張っている。
白鳥や鴨たちは水の上でも元気にしているのが不思議だ。
慌ただしく時間がない。記事をアップできるだろうか。

diary 2022-12-23(金)
ドヴォルザークのジプシーの歌にとりかかる。
ロマの歌と言わなければならないのかもしれない。
4曲目に有名な「我が母の教えたまいし歌」がある。
ロス・アンヘルスの歌が心に深く刻まれている。
母の思い出と共に。
第一曲、朝も晩も、自由にさすらうとき故郷にいるときも、困難なとき悲しい身内の死のときも、どんなときにも愛があり歌がある。
ドヴォルザークの親しみやすい音楽がいい。

diary 2022-12-22(木)
ショスタコーヴィチプーシキンの4つのロマンス-4「スタンザ」をアップ。
深く重いテーマだ。
前奏のピアノが終末への足取りのように重くのしかかってくる。
誰も死は避けられない。
重く悲しく解決策のないテーマをできれば避けたいが、それに向き合うことで返って生を充実させていけるように思う。
プーシキンの4つのロマンスが終わった。素晴らしい曲だと思う。
今日は東京地方は雨だ。重たい雲が空を覆って暗い。
雨を眺めながらひたすら内面へと降りていく、ガーデンレインを聴きたくなった。

diary 2022-12-21(水)
ショスタコーヴィチプーシキンの4つのロマンス-3「予感」をアップ。
ロシアをはじめ人権が抑圧される国では今も権力の意向に沿わないと恐怖の生活を送ることになるのだろう。それに慣れてしまっているのかもしれない。人権活動家の苦労と恐怖は計り知れない。ショスタコーヴィチはその体制の中をよく生き延びたと思う。
ウクライナはそのような恐怖体制の復活を拒んでいるのだと思う。厳寒の中、エネルギーを絶たれて大変な生活を送っていることを思うと自らの生活を見つめ直さずにいられない。
今日は曇っていて雲の間を探してみたのだけれど月は見えなかった。

diary 2022-12-20(火)
ショスタコーヴィチプーシキンの4つのロマンス-2「嫉妬した娘は」をアップ。
妻への感謝か。
今日も午前の美しい月が見えた。かなり細くなった。
公園の池には薄氷がはっていた。池の亀はどこで冬眠してるのか。

diary 2022-12-19(月)
ショスタコーヴィチプーシキンの4つのロマンス-1「復活」をアップ。
第4交響曲のあと恐怖の時を生きた作曲家の生の声が聞こえるようだ。
テキストにあるようにまさに天才の作品であり、いつか自分の作品が評価されるだろうという自信と願いが込められているように思う。
特に第2連の自信と願いが見え始めるところから3連へは鳥肌が立つほど心を動かされる。
今朝は快晴、太陽と月は約30度くらいで月はほとんど欠けている。
美しい。明日は見えるか見えないかだろう。
久しぶりに霜柱を見た。
ラングリッジとジョンソンでドヴォルザークの民謡とジブシーソング、ヤナーチェク消えた男の日記のCDを聴く。

diary 2022-12-18(日)
ムソルグスキー「私の心のあこがれ」をアップ。
久しぶりに歌曲訳詞全集を出した。
クリストフのCDでこの曲を探したが見当たらなかった。
YouTubeでこの曲を探したらレイフェルクスを見つけたが埋め込みできなかった。
ムソルグスキーだと熱くなる。
レイフェルクスの全集CD4を聴いた。

diary 2022-12-17(土)
セルの1966年ライヴCD、ハイドン92とブラームス1を聴く。
いつもながらソロはくっきり浮かび上がり、情熱のエネルギーはクライマックスへと突き進む。
気品に満ち、フレージングは洗練され統一され、素晴らしい、そしてなんといい音。
セル&クリーヴランドの演奏は生で聴きたかったなあ!
武満徹そしてそれが風であることを知ったをアップ。
静かな内面への旅。

diary 2022-12-16(金)
ブリテン、生まれる前と死んだ後をアップ。
よくわからない詩だ。
この世の矛盾や悲しみなど人一倍感じて感情のない根本の正しさの時代、つまり死を求めているように思われる。
シューベルトの冬の旅では死からも見放される。
ブリテンはセレナードと同様、冬の言葉でも重く深いテーマも取り上げているのだなあと思う。
「冬の言葉」が終わる。
ユージン・ドラッカーのバッハ無伴奏ヴァイオリンCD1を聴く。
午前に見る月がとても美しい。
今はちょうど高い高度を進んでいく。
とても大きく見える。
影の部分の丸みが見えるようで想像力を掻き立てる。

diary 2022-12-15(木)
ブリテン、上りの鉄道の駅でをアップ。
少年の心の温かさ、囚人の少年の心を受け入れる素直さ、警察官のそれを見守る心の広さ
古き良き時代の温かい情景が浮かぶ。
囚人は貧しさゆえに罪を犯してしまったのだろうか。

diary 2022-12-14(水)
ブリテン、得意げな歌手たちをアップ。
ピアノは鳥たちが騒がしく集う様だろう。
この詩がwinter wordsという詩集に収められているようだ。

diary 2022-12-13(火)
ブリテン、冬の言葉、聖歌隊指揮者の埋葬をアップ。
白い服を着た音楽隊は聖歌隊の仲間なのだろうと思うが、幽霊とか霊的存在の可能性もある。
ただ宗教的な立場もあるのだろうが、自分自身に引き寄せて考えると、死んでしまったらその後墓のところで歌ってほしいとか何してほしいとかは全く思わない。
Singing and playingのところで力強く、温かく歌い上げるのはグッとくる。
音楽は温かく美しい。

diary 2022-12-12(月)
ブリテン、冬の言葉、小さい古いテーブルをアップ。
彼女とは誰なのか、ある考えとは何か、テーブルと机とは違うのだろうなとか色々考える。
リュプザムのバッハオルガン全集CD5、トリオソナタ5番までを聴く。
ゲストのハイドン・パウケンミサをCDで聴く。やっぱりいい!

diary 2022-12-11(日)
セキレイと赤ちゃんをアップ。
赤ちゃんも考え込む。
人間は戦争や争いを始め、止められないのだから。
アンソニー・ロルフ・ジョンソン&グレアム・ジョンソンのLPで冬の言葉を聴く。
ジョンソン&ジョンソンコンビだ。
ピアーズのYouTubeは冬の言葉全曲が入っていないようだ。
困った。

diary 2022-12-10(土)
ダイアリー欄を作る。
ブリテンの冬の言葉に取り掛かる。
真夜中のグレートウエスタン列車の少年にの神のような視点を見ているようだ。
改めてシュライアーのベートヴェン、アデライーデを聴く。格調高く気品に満ちていて素晴らしい!
デイヴィスのブラームス運命の歌、アルトラプソディを聴く。シュトゥッツマン。