Five Romances Krokodil Magazine 1 Autographic Testimony/ Shostakovich / Kuznetsov&Serov

ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich(1906-1975)

雑誌クロコディールの詩による5つのロマンス Op121 (1965)
Five Romances on Words from Krokodil Magazine, No. 24 of August 30, 1965
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I 署名入りの証言 Autographic Testimony


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V Hvorostianke fhozhu v avtobus.

フヴォロスチャンカでバスに乗る

Shofior obilechivayet passazhirov.

運転手が乗客に乗車券を売る

Obraschavus' k nemu s voprosom:

私は彼に質問した

pochemu v Hohlah on ne sdelal ostanovki?

ホフルイでなぜ停車しなかったのか

Stoit, molchit.

彼は黙ってそこに立っていた

Povtoriayu vopros: pochemu v Hohlah ne sdelal ostanovki?

私はもう一度繰り返した、ホフルイでなぜ停車しなかったのか

On shto-to promiamlil pro asfal't...Da kabi... da vezheli...

彼はアスファルトがどうとかこうとか言う。ええともし…、でも…

Ne dolgo dumaya, delayu naklon tulovischa vperiod,

次のことは考えずに私は前に体を傾けた

sosredotachivayu fsiu svoyu silionku v pravom kulake

右の拳に弱った力の全てを集中した、

i po metodu boksa vlepliayu v levoye zhevalo etogo hama.

そしてボクシングの要領でその怠け者の左顎に一発くらわせた。

I yedinstvenno, shto ya skazal yemu v etot moment:

その時こうとだけ言った。

na zh tebe asfal't, hamskaya tvoya rozha.

お前のアスファルトだ、このいい加減なやつめ。

Vot kakiye meropriyatiya prihoditsa primeniat' k izzhitiyu hamstva.

いい加減さを直すためにはそんなやり方も時には必要だ。

Ne podumayte, shto ya bil pyan. Mne shest'desiat sem' let,

酒に酔っていたなんてことはない。私は67歳だ。

i v to utro ya vescho ne zavtrakal.

その朝はまだ朝食も食べてなかった。

-Pensioner Isayev N.M.

年金生活者 N.M.イサーエフ

(SerovのCD英訳から)

ソビエトの風刺雑誌「クロコディール」に載った記事や投書から作った曲。
一曲目は投書を取り上げている。
バスの運転手が停留所を一つとばしたらしい。
ぶん殴ってやったと。
署名まで挙げているのは滑稽だが、皮肉って滑稽だというようには聴こえない。
むしろ多くの普通の人の心の奥底にある沸々とした怒りが現れたという音調だ。
「死者の歌」のコサックの怒りに似ていると思う。