ブリテン かわいいサー・ウィリアム Little Sir William / Britten

ベンジャミン・ブリテン Benjamin Britten (1913~1976)

民謡編曲集 folksong arrangements
第1集イギリスの歌  Brittish Isles
1-2 かわいいサー・ウィリアム Little Sir William Somerset Folk Song

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かわいいサー・ウィリアム

Easter day was a holiday

イースターの日は休日

Of all days of the year,

一年の中でも一番の

And all the little schoolfellows went out to play

学校の小さな仲間たちは外に遊びに出かけた

But Sir William was not there.

でもサー・ウィリアムはそこにはいなかった

 

 

Mamma went to the School wife house

ママは学校の女先生の家に行った

And knocked at the ring,

そしてベルを鳴らした

Saying, "Little Sir William, if you are there,

それからこう言った、「かわいいサー・ウィリアム、そこにいるのなら、

Pray let your mother in."

ママを中に入れてちょうだい」

 

 

The School wife open'd the door and said:

学校の女先生はドアを開けて言った:

"He is not here today.

「今日はここには来ていませんよ

He is with the little schoolfellows out on the green

草地に小さな仲間といます

Playing some pretty play."

楽しい遊びをしてます」

 

 

Mamma went to the Boyne water

ママはボイン川に行った

That is so wide and deep,

そこはとても大きくて深い

Saying, "Little Sir William, if you are there,

そしてこう言った、「かわいいサー・ウィリアム、そこにいるのなら、

Oh pity your mother's weep."

おお、ママが泣いてるのを可哀想に思って」

 

 

"How can I pity your weep, mother,

「ママ、僕はどうしてママの泣いてるのを慰められるの

And I so long in pain?

僕はずうっと苦しんでいるのに?

For the little pen knife sticks close to my heart

なぜなら僕の心臓の近くに小さなペンナイフが刺さってるんだ

And the School wife hath me slain.

学校の女先生が僕を殺した

 

 

"Go home, go home, my mother dear,

「おうちに帰って、帰って、愛するママ、

And prepare my winding sheet,

僕をくるむシーツを用意して

For tomorrow morning before eight o'clock,

明日の朝8時前に

You with my body shall meet.

僕の体と会うことになるから

 

 

"And lay my Prayer Book at my head,

「そしてお祈りの本を僕の頭の所に置いてね、

And my grammar at my feet,

そして足の所には文法の本を、

That all the little schoolfellows as they pass by

そうすれば学校の小さな仲間が通り過ぎるとき

May read them for my sake."

僕のために読んでくれるだろうから」

 

 

 

なんてことだろう、かわいいサー・ウィリアムは学校の女先生に殺されてしまった。
探し回る母親の嘆きを想像すると胸がつぶれる思いだ。
かわいいサー・ウィリアムは葬儀の準備を母親に頼む。

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diary 2023-8-1 (火) 月齢14.3  曇り・雷・晴れ
雷がひどく鳴った。
雨はそれほどひどくは降らなかったが、気温が下がって安心した。
ブリテンの民謡編曲集1-2 かわいいサー・ウィリアムを現在のスタイルにした。
民謡なのにギョッとする内容で不思議な思いがする。
曲は人懐こくていい。

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