シューベルト 22 勇気 冬の旅 Mut Winterreise / Schubert

シューベルト Franz Schubert (1797-1828)

22 勇気 Mut 冬の旅 / Winterreise

 

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1. 冬の旅 22 勇気 Mut

play 1·2·3·4·5

001 Ian Bostridge, Thomas Adès

002 Dietrich Fischer-Dieskau, Gerald Moore

003 Hans Hotter, Michael Raucheisen

004 Gerhard Hüsch, Hanns Udo Müller

005 Christoph Prégardien, Michael Gees

006 Crista Ludwig, Eric Werba

007 Hans Duhan, Ferdinand Foll

008 Ian Bostridge, Jurius Drake (2015)

 

 

2. ボストリッジ著「冬の旅 22 勇気」の章に登場する曲

 ALL  1 - 7 すべての曲

1 シューベルト:アヴェマリア "Ave Maria" Ellens Gesang (III) , D.839

001 Gundula Janowitz · Irwin Gage

2 シューベルト:マリアの苦悩を思って Vom Mitleiden Maria, D.632

001 Gundula Janowitz · Irwin Gage

3 シューベルト:連禱 Litanei auf das Fest Aller Seelen, D.343

001 Elisabeth Schwarzkopf · Gerald Moore

4 シューベルト:夕べの情景 Abendbilder, D. 650

001 Ian Bostridge · Julius Drake

5 シューベルト:平安なんじらにあれ Pax vobiscum D 551

001 Dietrich Fischer-Dieskau · Gerald Moore

6 シューベルト:全能の神 Die Allmacht, D.852

001 Dietrich Fischer-Dieskau · Gerald Moore

7 シューベルト:交響曲ハ長調 Symphony No. 9 in C Major, D. 944 "The Great"

George Szell / Cleveland Orchestra

001 Andante - Allegro ma non troppo

002 Andante con moto

003 Scherzo. Allegro vivace - Trio

004 Finale. Allegro vivace

 

 

 

 

22 勇気 Mut 

Fliegt der Schnee mir in's Gesicht,

雪が顔に降りかかってきたら

Schüttl' ich ihn herunter.

それを振り落としてやる

Wenn mein Herz im Busen spricht,

心が胸の中で語りかけてきたら

Sing' ich hell und munter.

大きな声で陽気に歌ってやる

 

 

Höre nicht, was es mir sagt,

心が命令しても聞きはしない

Habe keine Ohren,

耳をかさない

Fühle nicht, was es mir klagt,

心が嘆いても気にしない

Klagen ist für Toren.

嘆くのは愚か者だ

 

 

Lustig in die Welt hinein

陽気に世の中に出てやろう

Gegen Wind und Wetter!

風や嵐に逆らって

Will kein Gott auf Erden sein,

この世に神がいないなら

Sind wir selber Götter.

ぼくたち自身が神になってやろう

(ヒュペリオンのシューベルト歌曲全集の英訳による)

 

 

イアン・ボストリッジの著書『シューベルトの「冬の旅」』(2017年、アルテスパブリッシング発行、岡本時子+岡本順治 訳)の「22 勇気」の章を読む。

 

章頭にはニーチェ「華やぐ知恵」(1882)から、神は死んだ、われわれが神を殺した、われわれはみずからが神にならなくてはならないのではないかという一節が掲げられている。

 

1990年代半ばに「冬の旅」の公演をしたコンウェイ・ホールは、ロンドンの中心にあり、のちにサウス・プレイス倫理協会、現コンウェイ・ホール倫理協会の所在地だ。この協会は、煉獄の苦しみや未来永劫に続く罰といった伝統的なキリスト教の教えを受け入れるのを拒否し、異議を申し立てた非国教徒の集まりから生まれ、思想の自由を推奨することに専心した世界初の団体だとしている。宗教の倫理的中心部は残し、迷信的で不合理な面を取り去って刷新すらしようとする立場である。地上に神なくば、われらが神になろうという考えだ。

 

シューベルトの時代にこの協会の前身がかたちづくられたところだった。彼は、宗教を信じることの本質が深刻な危機に直面し、さらに深刻化しようとしていた時期に生きていた。19世紀の初頭までに地球の研究が進み、聖書に書かれている年表の信憑性がゆらぎ始め、やがてダーウィンが哲学目的論、天地創造に関する教義や生物目的論に壊滅的打撃を与えることになる。

 

1790年代の革命支持者たちは、自然神論者であり時には無神論者であった。1815年にナポレオンに勝利したのちはカトリックのオーストリア、東方教会のロシア、プロテスタントのプロイセンからなる神聖同盟が牛耳ることになり、昔の宗教的価値観を復刻し、急進的な宗教や自然宗教は厳しく咎められた。

 

シューベルトは従来の宗教的環境で育てられ、帝室王立寄宿制学校で少年聖歌隊員となり、地元の教会ではオルガンを弾いていた。そして数多くの宗教作品を残している。歌曲にも「アヴェ・マリア」(1825)、「マリアの苦悩を思って」(1818)、「万霊節の連禱」(1816)、「夕べの情景」(1819)、「平安なんじらにあれ」(1817)などがある。

 

シューベルトのミサ曲の4曲は1814〜16年に作られ、そのうちの3曲は地元の教会のために書かれた。5番目は1819年11月〜23年、6番目の最後の曲は1828年に書かれた。これらのミサ曲は、信者をカトリック教会に専心させ、死者の復活を信じることを示す「クレド」の文言を一貫して除外している。汎神論の神の啓示をみごとに表現している「全能の神」(1825)と同様に交響曲ハ長調グレイトもバート・ガーシュタインの雄大な風景のなかで書かれた。

 

シューベルトの宗教観は確固としたものでなく消極的受容というものだろう。自分と意見が合わないものはミサ曲から削除することは厭わなかったが、信仰を報告する手紙も残っている。

 

「勇気」はミュラーの詩を見つけた順番のまま付曲しようとしなかった唯一の曲だ。ミュラーの順番に従うと「宿屋」「幻の太陽」「勇気」となるはずが「勇気」「幻の太陽」の順に入れ替えている。

 

『私の勘だが、遅いテンポの二つの曲の間でエネルギーのほとばしりを解放するという目的があっただけではなく、「勇気」の粗野な宗教的異端性を前と後ろの間の曲とにはさんで包みこんでしまおうとしていたのではないだろうか。こうしたほうが、乱暴な反抗的態度になおいっそうの勢いが加わる。さらに、死の宿からは拒否されて、何があろうと先に進もうと決心する話のあとには、「勇気」の思い切りよい感情の噴出が続いたほうが、物語性と称されるものが断片的にでも高められる。』

 

『ミュラーのことばとシューベルトの音楽とが提起している問題は、この世界でひとりぼっちの人間の置かれた苦境を脚色している。意味を探し求めている人間の苦境を。… シューベルトは、愛だけではなく神も意味も失われてしまった世界を相手に実験をおこなっているのだ。この世界は、寒く空虚であり、そこを行く冬の旅は、凍りついた川の向こうに、荒廃した風景、雪と氷が広がる世界なのである。そうなると、ニーチェが神は死んだと不安な断言をしているが、この曲はそのことを予想して反映したものなのだろうか。もし私たちが神の死と世界の空虚さを受け入れてしまったら、いったい私たちはどうなるのか?ただ嘆き悲しむ以上のことができるのだろうか?』

 

ミュラーの詩には Mut! だがシューベルトは Mut と感嘆符を取り除かれている。それはたぶん、この空いばりが幻想に過ぎないことを暗示し、この虚勢すべてのむなしさと皮肉を強調するためなのだろう。

 

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ミュラーもシューベルトも、従来の神に守られ安定した世界が揺らぎ始め、神も自然も無関心で空虚でひとりぼっちの世界が広がり始める時代の転換点にいたことがわかる。旅人は空いばりするが長続きはしない。ミュラーの宗教観はどうだったのか、これから読む松下たえ子氏の本に期待しようと思う。

ボストリッジの本の22章に採り上げられた曲も聴けるようにした。宗教曲は多すぎるので割愛した。

 

 最後の日々  close 

1823年

2月28日

健康上の問題で家を出られないという手紙

 

5月 

ウィーンの総合病院に入院。美しき水車小屋の娘」、詩「私の祈り」

 

8月

フォーグルと旅行できるくらい回復

 

11月18日

シューベルトが元気になったという手紙

 

12月24日

シューベルトが発疹で髪を短くしカツラをつけているという手紙

1824年

3月

厳しい食餌療法と大量のお茶の摂取の新しい治療計画、シューベルトの絶望の手紙

 

4月

骨が痛み、特に左腕がひどく、失声症も経験

 

7月

これらの症状はなくなる

1825年

年頭

再入院

 

7月

よくなる

 

 

 

1828年

9月1日

病の最終的な周期が始まる、兄フェルディナントのアパートに引っ越す

 

10月初旬

ハイドンの墓まで徒歩旅行のあと気分が悪くなる

 

10月31日

魚を食べて体調が悪くなり、ほとんどものを食べなくなった

 

11月3日

3時間の散歩

 

11月4日

音楽家で教師のゼヒターに対位法を習い始める

 

11月9日

シェーンシュタインの家で食事

 

11月11日

病床につく、精神錯乱と意識の晴明さが交互に。歌劇「グライヒェン伯爵」に取り組み、「冬の旅」後半の校正

 

11月12日

生涯最後の手紙を友人ショーバーに書く

 

11月13日

静脈穿刺に2グルテン費やす

 

11月14日

ベートーヴェン弦楽四重奏曲ヘ短調作品131の演奏を友人に頼み感激

 

11月16日

医師フェリングとヴェスグリルの診察、診断は腸チフス

 

11月17日

衰弱しているが意識は明確、夕方意識障害

 

11月19日

午後3時、シューベルト死亡

 全詩の内容  close 

印の意味。

恋人や恋愛に関するもの…◯

死や孤独、疎外に関連するもの…⚫️

どちらともいえないもの…△

どちらともいえるもの…◎

番号はシューベルトの並びの番号とした。題名は「冬の旅 24の象徴の森へ」によった。

シューベルトの『冬の旅』

題   名

詩 の 内 容

01. Gute Nacht おやすみ

結婚まで約束した恋人のところを去る

02. Die Wetterfahne 風見鶏

心変わりした恋人は金持ちの花嫁になる

03. Gefrorne Tranen 凍った涙

凍った涙に気付く

04. Erstarrung 凍てつく野

恋人と緑の野を歩いた跡を探す

05. Der Lindenbaum 菩提樹

⚫️

喜びも悲しみも分かち合った思い出の木の本を去る

06. Wasserflut あふれ流れる水

小川が涙を運び熱くたぎる所が恋人の家だ

07. Auf dem Flusse 河の上で

凍った河の上で恋人の名と日付を刻む

08. Ruckblick 振り返り

町に来た時と恋人を振り返りもう一度恋人の家の前に立ちたい

09. Irrlicht 鬼火

⚫️

どの道でも目的地に着く、すべては鬼火の戯れ

10. Rast 休み

炭焼き小屋で寝るが休まることがない

11. Fruhlingstraum 春の夢

春の夢と恋人と口づけの夢を見るが雄鶏の声と共に現実に戻る

12. Einsamkeit 孤独

⚫️

明るく楽しげな人々や情景の中を惨めに一人歩く

 

 

 

13. Die Post 郵便馬車

郵便馬車のラッパの音で恋人の町を想う

14. Der greise Kopf 白髪

⚫️

老人になって棺に入るのを願う

15. Die Krahe カラス

⚫️

付きまとうカラスに墓までついてきて餌食にしろと言う

16. Letzte Hoffnung 最後の希み

⚫️

一枚の葉に希をかけるがその葉も落ちる

17. Im Dorfe 村で

⚫️

吠える犬。村人は欲深い夢を見るが自分は夢を見つくした

18. Der sturmische Morgen 嵐の朝

⚫️

ちぎれ雲が流れる朝焼けの嵐の空は荒れた私の心だ

19. Tauschung 惑わし

明るく温かい家と恋人を見せてくれる惑わしにかかりたい

20. Der Wegweiser 道しるべ

⚫️

旅人の通らない道を探し誰も帰らない道を示す道しるべに出会う

21. Das Wirtshaus 宿屋

⚫️

墓地に休もうとするが拒まれ再び旅を続ける

22. Mut 勇気

元気に歌い陽気に世の中へ行こう、神がいないなら神になろう

23. Die Nebensonnen 幻の太陽

最良の2つの太陽は沈みもう1つも沈んでしまえ

24. Der Leiermann 辻音楽師

⚫️

誰も無視するライアー回しに出会う。私の歌に合わせてくれるかと問う

 

 冬の旅の調  close 

「冬の旅」の調

自筆譜

1. おやすみ Gute Nacht

ニ短調

2. 風見の旗 Die Wetterfahne

イ短調

3. 凍った涙 Gefror'ne Thränen

ヘ短調

4. 氷結 Erstarrung

ハ短調

5. 菩提樹 Der Lindenbaum

ホ長調

6. 溢れる涙 Wasserfluth

嬰ヘ短調 → ホ短調

7. 川の上で Auf dem Flusse

ホ短調

8. 回想 Rückblick

ト短調

9. 鬼火 Irrlicht

ロ短調

10. 休息 Rast

ニ短調 → ハ短調

11. 春の夢 Frühlingstraum

イ長調

12. 孤独 Einsamkeit

ニ短調 → ロ短調

13. 郵便馬車 Die Post

変ホ長調

14. 霜おく頭 Der greise Kopf

ハ短調

15. 烏 Die Krähe

ハ短調

16. 最後の希望 Letzte Hoffnung

変ホ長調

17. 村にて Im Dorfe

ニ長調

18. 嵐の朝 Der stürmische Morgen

ニ短調

19. まぼろし Täuschung

イ長調

20. 道しるべ Der Wegweiser

ト短調

21. 宿屋 Das Wirthshaus

ヘ長調

22. 勇気 Mut

イ短調

23. 幻の太陽 Die Nebensonnen

イ長調

24. 辻音楽師 Der Leierman

ロ短調 → イ短調

 

 

 

  年表   close 

社会状況

ミュラー

シューベルト

1789

フランス革命

 

 

1794

 

10/7ドイツ、侯国アンハルト・デッサウに仕立職人の家に生まれる

 

1797

 

 

1/31ヴィーン、リヒテンタールに教師の家に生まれる

1800

ベートーヴェン交響曲1番

6歳、ハウプトシューレ入学

 

1804

ナポレオン、皇帝に即位ベートーヴェン交響曲3番

 

 

1805

アウステルリッツ三帝会戦でオーストリア・ロシアがナポレオン軍に敗れる、ウィーン占領

 

 

1807

侯国アンハルト・デッサウ、ライン同盟に加わりフランスに従属

 

 

1808

ベートーヴェン交響曲第5番

14歳、母没

11歳、ヴィーン宮廷少年合唱団に入団、寄宿学校コンヴィクトに入学、寮のオーケストラに参加

1809

ナポレオン再びウィーン占領ハイドン没

15歳、父再婚

 

1810

 

 

13歳、初めて4手のピアノのための幻想曲作曲

1812

ナポレオン、ロシアで敗退。プロイセンでフランス占領軍に対する解放戦争始まる

18歳、ベルリン大学入学

15歳、宮廷楽長サリエリに作曲を習い始める、母没

1813

ライプツィヒでフランス軍敗れる。ウーラント「さすらい人の歌」出版

19歳、解放戦争の志願兵になる、グロースゲルシェンの戦い、パウツェンの戦い、クルムの戦い、プラハ、オランダ、ブリュッセルへ

16歳、コンヴィクト終了、王室普通上級学校で教員養成所に通う、父再婚

1814

ナポレオン退位エルバ島追放王政復古。ウィーン会議開始

20歳、ブリュッセルでユダヤ人既婚者と推定されるテレーゼと恋愛、ベルリンに戻る。

17歳、普通上級学校卒業。父親の勤める学校の助教員になる「糸を紡ぐグレートヒェン」「ミサ曲D105」をテレーゼ・グローブ歌う

1815

ナポレオン、エルバ島脱出ワーテルローの戦いで敗北、セントヘレナ島流刑、ウィーン会議終結

21歳、大学生活再開、友人の妹ルイーゼ・ヘンゼルと交際、古典文献学、ゲルマン研究に専念。

18歳、「野ばら」「魔王」

1816

 

22歳、ブレンターノの出現でルイーゼに失恋、シュテーゲマン家で劇「美しき水車屋の娘」演じる5篇

19歳、サリエリの証明書をつけてライバッハの音楽教師のポストに求職するが失敗「万霊節の連祷」「竪琴弾きの歌」「さすらい人」

1817

 

23歳、男爵ザックの研究旅行に随伴。ウェーバー訪問、ギリシャへ行く予定がペスト流行で中止となりイタリアへ向かう。男爵と決別。

20歳、フォーグルを紹介される「死と乙女」「ます」「楽に寄す」

1818

 

24歳、ローマ、フィレンツェ、ヴェローナ、ミュンヘン、ドレスデンに戻る。

21歳、ロッサウ転居。以降両親の生活から離反、エステルハージ家のレッスンに招聘される「軍隊行進曲」

1819

カールスバート決議で自由主義・国民主義の抑圧・検閲

25歳、大学を正式に卒業していないため、デッサウの代用教員になり、副業で図書館員となる。

22歳、「プロメテウス」「ピアノ五重奏ます」

1820

 

26歳、「ローマ・ローマ人」全2巻を出版。世に知られる。父没。「旅する角笛吹きの遺稿より77の詩」出版(美しき水車屋の娘全25篇を含む)

23歳、友人のゼンとともに一時逮捕される「ラザルス」「魔法の竪琴」

1821

オスマントルコに占領されていたギリシャが独立戦争を始める。ウェーバー魔弾の射手

27歳、5月デッサウの参事官バゼドウの娘アーデルハイトと結婚。10月「ギリシャ人の歌」出版。ギリシャを讃える。「ロード・バイロン」「永遠のユダヤ人」「冬の旅」執筆

24歳、シューベルティアーデ始まる「ズライカ」「ミニョン」

1822

 

「ギリシャ人の歌」第2巻出版「新ギリシャ人の歌」

25歳、ヴェーバーとヴィーンで面会。病気に感染「僕の夢」「未完成」「さすらい人幻想曲」

1823

ベートーヴェンミサソレムニス

29歳、「冬の旅」第1部出版。

26歳、数日間総合病院に入院。「夜と夢」「美しき水車屋の娘」「ロザムンデ」

1824

バイロン、ギリシャで病死

30歳、「冬の旅」第2部を含む完成版出版。宮廷顧問官に任命される。

27歳、エステルハージ家の音楽教師に、「夕映に」「弦楽四重奏曲ロザムンデ」「弦楽四重奏曲死と乙女」「八重奏曲」

1825

 

 

28歳、フォーグルとオーストリア州旅行「若き尼」

1826

ウェーバー没

32歳、百日咳にかかる、ジモリンとフランツェンスパートに湯治、デッサウ劇場監督に「13番目」ウラニアに掲載

29歳、宮廷副楽長とケルンテン門劇場の副指揮者に応募するがどちらも失敗、「春に」「シルビアに」「弦楽四重奏曲15番」

1827

ベートーヴェン没

33歳、心気症のようなもので苦しむ、南西ドイツ旅行。ケルナー、ウーラントを訪問。ミュラー作品の出版をするシュヴァープと面会。冷淡なゲーテと面会。10/1死亡、小説「デボラ」ウラニアに掲載

30歳、4月「冬の旅」第1部を見つけ作曲始める。10月第2部を見つけ作曲開始。「即興曲」「ドイツ・ミサ曲D872」

1828

 

 

31歳、「冬の旅」第1部楽譜出版。兄フェルディナントの家に同居。11/19死亡。12月第2部楽譜出版。「ミサ曲D950」「弦楽五重奏曲」「3大ピアノソナタ」「交響曲グレート」「白鳥の歌」

 

 

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@ Schubert  

「冬の旅」について

記録(1)記録(2)記録(3)記録(4)記録(5)記録(6)

ヴィルヘルム・ミュラーとシューベルト 年表 Wilhelm Müller, Franz Schubert, chronological table

1 おやすみ 冬の旅 Gute Nacht Winterreise / Schubert

2 風見 冬の旅 Wetterfahne Winterreise / Schubert

3 凍った涙 冬の旅 Gefrorne Tränen Winterreise / Schubert

4 凍結 冬の旅 Erstarrung Winterreise / Schubert

5 菩提樹 冬の旅 Der Lindenbaum Winterreise / Schubert

6 あふれ流れる水 冬の旅 Winterreise / Schubert

7 流れの上で 冬の旅 Auf dem Flusse Winterreise / Schubert

8 かえりみ 冬の旅 Rückblick Winterreise / Schubert

9 鬼火 冬の旅 Irrlicht Winterreise / Schubert

10 休息 冬の旅 Rast Winterreise / Schubert

11 春の夢 冬の旅 Frühlingstraum Winterreise / Schubert

12 孤独 冬の旅 Einsamkeit Winterreise / Schubert

13 郵便馬車 冬の旅 Die Post Winterreise / Schubert

14 霜雪の頭 冬の旅 Der greise Kopf Winterreise / Schubert

15 カラス 冬の旅 Die Krähe Winterreise / Schubert

16 最後の希み 冬の旅 Letzte Hoffnung Winterreise / Schubert

17 村で 冬の旅 Im Dorfe Winterreise / Schubert

18 嵐の朝 冬の旅 Der stürmische Morgen Winterreise / Schubert

19 惑わし 冬の旅 Täuschung Winterreise / Schubert

20 道しるべ 冬の旅 Der Wegweiser Winterreise / Schubert

21 宿屋 冬の旅 Das Wirtshaus Winterreise / Schubert

冬の旅 宿屋の3つの演奏パターン

22 勇気 冬の旅 Mut Winterreise / Schubert

23 幻日 冬の旅 Die Nebensonnen Winterreise / Schubert

24 ライアー回し 冬の旅 Der Leiermann Winterreise / Schubert

シューベルト 歌曲全集 ディスカウ Alle Lieder / Schubert

シューベルト 歌曲全集2 Lieder / Schubert

ピアノソナタ全集 Piano Sonatas / Schubert

弦楽四重奏曲全集 String Quartets / Schubert

弦楽五重奏曲 String Quintet D956 / Schubert

至福 Seligkeit D433 / Schubert

死と乙女 Der Tod und das Mädchen D531 / Schubert

音楽に An die Musik D547 / Schubert

夜と夢 Nacht und Träume D827 / Schubert

春に Im Frühling D882 / Schubert

弦楽四重奏曲第15番 String Quartet 15 D887 / Schubert

ピアノソナタD960 Piano Sonata D960 / Schubert

 

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diary 2024-3-23(土) 月齢12.7 雨・晴れ
リリングのバッハ・カンタータBWV152、153、154、155、156、157、冬の旅 宿屋を多くの歌手で聴く。
トラブルスピーカーKEF LS50 Wireless II は正常に聞けた。
「冬の旅 22 勇気」の記事をアップ。「宿屋」の32人の演奏を何回か聴く。ピアニストにも注目した。この曲は4から5分かかるので全部聴くと相当時間がかかる。葬送の音楽だけれどシュトゥッツマンやゲースとのプレガルディエン、ボストリッジの歌でやはり感動する。ディスカウはペライアとの時に演奏を変えていたのに今回初めて気づいた。いい。

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